iPhone6に採用?究極の超合金リキッドメタルとは?
はーーーい。おれです。
なんだか次期iPhoneに採用されるのでは?との記事が海外サイトを中心にちょこちょこと出てきております素材。その名は「Liquidmetal」(リキッドメタル)!
なんやら聞きなれない名前ですが、ちょいと調べてみるとものすごく凄いやつということがわかってきました。
wikiでは、
金属ガラス (きんぞく-、英: metallic glass)、リキッドメタルは、金属元素を主成分とする非結晶性の合金で、ガラス転移が明確に観察されるアモルファス金属である。まだ、研究が始まったばかりで、結晶質の金属材料に比べると実用化はわずかである。
金属ガラスではないアモルファス金属は加熱時にガラス転移に至る前に結晶化が進行するので、流体の原料からアモルファス金属を製造する場合に急速な冷却が必要となる。金属ガラスはそういったアモルファス金属とは異なり、過冷却液体の状態で安定し、結晶化が始まる前に固体化が完了するために鋳型で鋳造できるので工業用途での利便性が高い[1]との見方もあるが、同じ共晶系の結晶性の合金にも見られるため、結晶性の違いで一概に片付け難い。
と、説明されています。へぇーそういうものか!あーアレのことね!という方がいらっしゃるかもしれませんが、なにやら凄い!!としかわからない私です。。。まったく意味不です。。
ともあれ、この凄そうな金属?素材がiPhone6の部品に採用されるかもという事らしいです。ものすごく耐久性に優れている素材だという事です。
さてiPhoneへ採用する具体例として、
- 耐久性に優れたホームボタン
- 不正改造防止に役立つ複雑な構造のネジ
- 認識性能が高いタッチスクリーン
この3か所に使われる可能性があるとのこと。
リキッドメタルとは、これまでの金属や合金と違うのか?
それは作り方、普通の金属の原子構造はきれいに並んだ結晶構造みたいなもので、ぶつけちゃったり力をかけちゃうと変形しちゃいます。
でも合金の場合は、製造過程で高温の材料となるものを混ぜ、そして冷やして1つの素材をつくりるのですが、この冷やす工程を急速できゅうぅぅぅと冷やすそうです。
その冷え固まり方が急なもんだから原子が並んでそろう暇もなく固まると、よって普通の金属と違ってぶつけたり力が加わっても元の形に戻ろうとする性質が強い=変形に強い=耐久性が強い といったものらしいです。
でさらに合金のなかでもリキッドメタルの優れたところが、耐久性の高さもさることながら製造のしやすさが他の合金とくらべて楽なんだそうです。
また、耐久性があるうえに柔軟性に秀でているのも「リキッドメタル」の特性。柔軟性があるということは加工しやすいということですね。おもいおもいの形に成形することができる。また軽くて超頑丈ときたものという性質を兼ねていると。
素人には耐久性と柔軟性の両立という時点で「??」ですが、
その他特徴をあげてみると
- ステンレス鋼より軽くて1.5倍の強度がある
- チタニウム合金よりかるくて2.5倍の強度がある
- 他の金属と比べて、非常に錆びにくく、優れた耐腐食性能がある。
- 薄く延ばしても強度が落ちにくい
- 伝導率が非常に高い
といった特徴があります。
「リキッドメタル」はすでに、野球バット、スキー板、はたまた軍事用ミサイル、果ては宇宙船の部品といった様々な分野で活用されている素材とのことです。
で、この「リキッドメタル」はアメリカのLiquidmetal Technologies,(リキッドメタル・テクノロジー社)が持っている技術なんですが、appleは2010年に使用に関する契約を既に結んでいました。それから4年後の今年、満を持しての採用ということになるのかもしれません。
現時点でappleは、このリキッドメタルをiPhoneのSIMを取り出すピンの素材に採用しているそうです。
リキッドメタル社のホームページ
自分が持つiPhoneがより耐久性にすぐれ傷もつきにくくなることはすごくうれしいことです。
また今回の「リキッドメタル」採用にしても、 以前お伝えした、「ゴリラガラス」ではなく「サファイアガラス」を採用か?といった新素材採用のニュースがでていますが、appleがどのような新技術を採用し新しいiPhoneを発表してくれるのか楽しみです。
てか、リキッドメタルときいてターミネーターを思い浮かべたのは私だけ?笑
ほなまた。